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用語

説明

二次判定

(ニジハンテイ)

二次判定とは、介護が必要な度合いについて一次判定の結果を受け、その評価が正しいかどうか介護認定審査会がくだす最終的な判断。これは、各市区町村ごとに設置された介護認定審査会で行われる。二次判定では主治医の意見書や調査時の特記事項を参考に、あらかじめモデルとして用意された「状態像の例」と照らし合わせ、主治医による意見書や一次判定の際に利用された調査票も参考にしながら最終的な判断を行う。また、介護認定審査会は判定をするだけでなく、状態の悪化を防ぐ為の療養や、介護サービスを活用する際のポイントなどについて意見を添えることもでき、実際の介護プランを決定する際の資料となる。

日常生活動作

(ニチジョウセイカツドウサ)

ADL(activities to daily living)とも呼ばれ、人間が生活を送るために行う基本的 動作群のこと。具体的には、(1)身の回りの動作(食事、更衣、トイレ、入浴等)、 (2)移動動作、(3)その他の生活関連動作(家事等)がある。

日常生活用具給付等事業

(ニチジョウセイカツヨウグキュウフナドジギョウ)

在宅で生活する障害者等に対し、日常生活に必要な用具 を給付または貸与す ることにより、日常生活での不便を改善し、家族などの介護をする側の人の肉 体的負担を軽減することを目的とした事業。身体障害者福祉法、児童福祉法、 老人福祉法に、そして同様の制度をもつ知的障害者福祉法においてそれぞれ 規定されている。対象品目に挙げられているものは、特殊寝台・入浴補助用具 ・便器・拡大読書器・PC・自動消火器・聴覚障害者用情報受信装置・FAX・歩 行支援用具等があり、障害の内容、程度により給付品目が決められています。 また、高齢者においては、2000年4月に施行された介護保険給付のうちの福祉 用具貸与・購入に事業内容が移されている。

入居金とは

(ニュウキョキントハ)

施設に入居が決まり契約を交わす際に発生する金額のこと。 入居金の内訳は入居申込金、施設協力金、終身利用権、入居保証金、前払い分施設利用料などに分かれています。 「終身利用権」は、施設に入居している限り、施設を利用できるという権利のことで金額に対しては償却期間が設けられていることが多い。 償却期間内での退去の場合、終身利用権については、規定の計算方式で算出された額が退去者に返金されるしくみになっている。

入浴介助

(ニュウヨクカイジョ)

様々な障害により一人での入浴が難しい人に対して行う介護のこと。入浴の際 の介助については、障害の部位・種類、入浴する者の年齢、好みなどにより異 なるが、(1)要介護者の事前の観察と準備、(2)転倒をしないような安全の確保、 (3)身体を清潔に保つための適切な介助、(4)入浴後の水分補給 等気をつけな ければいけないことがいくつかある。入浴には、心身の緊張をほぐし、安眠を導 きやすい等の効果があるが、体に負担がかかることから、被介護者が、入浴を 希望している場合であっても、入浴前に血圧や体温を確認し、通常に比べて何 か異なることがあれば、医療従事者の助言を求める必要がある。

尿失禁

(ニョウシッキン)

デイサービス、ホームヘルプサービスなど在宅サービス中心で、経営主体の制 限はない。社会福祉法に規定する社会福祉事業のうち、比較的利用者への影 響が小さいため、経営主体の創意と自由に任せてもそれに伴う弊害が少ないと 考えられる事業。

認知症

(ニンチショウ)

以前は痴呆症と呼ばれ、記憶障害から始まり知的能力が脳の後天的な変化により著しく低下し、家庭生活に影響を及ぼす状態と定義されている。 疾患としては、アルツハイマー型が約40数%と最も多く、これに脳血管性型が約30数%。この二つをあわせて、認知症の約80% を占めている。そのうちの約10%には、ホルモン異常やうつ病、正常圧水頭症、中毒、慢性硬膜下血腫というような早期に発見し治療すれば治る可能性のある可逆性のものが含まれている。

認知症高齢者

(ニンチショウコウレイシャ)

脳の広範囲な器質的障害により、「認知症症状」を示している高齢者のことを指 す。「アルツハイマー型認知症」や、脳血管障害による「脳血管性認知症」などが ある。現在85歳以上のお年寄りの4人に1人が認知症といわれており、2020年に は認知症高齢者は292万人になると推計されている。認知症高齢者は日本だけ の問題にとどまらず、2040年には世界で8000万人を超えると言われている。

認知症高齢者グループホーム

(ニンチショウコウレイシャグループホーム)

1997年度から新たな制度として創設された施設で、比較的安定状態にある少人 数の認知症高齢者が、アットホームな環境の中で在籍している職員とともに生活 を行うことにより、認知症の進行を穏やかにし、問題行動を減少させることを目的 としている。基準としては、居室は原則個室で定員が5~9名、居間・食堂などの 共有スペースを設けること、日中は用者3名に対して職員1名、夜間は常時1名以 上の職員が配置されること等が定められている。この基準をクリアすることにより 、介護保険の認知症対応型共同生活介護の指定を受けることができる。

認知症対応型共同生活介護

(ニンチショウタイオウガタキョウドウセイカツカイゴ)

認知症高齢者のグループホームに対する介護保険の居宅サービスの一つ、認知症高齢者のグループホームで行われる入浴・排せつ・食事などの介護、日常生活の世話、機能訓練のサービスを指す。

認定調査員

(ニンテイチョウサイン)

別名、訪問調査員とも呼ぶ。要介護認定が申請されたあと、市区町村職員や ケアマネージャーが介護を希望する本人やその家族と対面して心身状態や生活環境を詳しく聞き、調査票を作成する。

寝たきり老人

(ネタキリロウジン)

6か月以上にわたり身体の障害により常に寝たきりの状態で、日中もベッド上での生活が主体である高齢者を指す。現在では全国で約100万人の寝たきり老人がいると推定されている。長期に渡る寝たきりの状態の場合、床擦れや起立性低血症、抵抗力の低下により感染症にかかりやすく、また仮性認知症、自発性の欠如、発汗や不眠などの身体症状、抑うつ状態、妄想や幻覚など、精神的な障害を起こしやすくなるとされている。そのような寝たきりから併発する病気を予防するためには、寝かせきりにしない配慮が必要です。

脳血管障害

(ノウケッカンショウガイ)

脳血管病変を原因とする疾患の総称で、大きく二つに分けられる。(1)脳梗塞(脳血栓、脳栓塞)(2)脳出血(脳内出血、クモ膜下出血)。脳血管障害は、日本国民の主要な死因(第3位)であるとともに、寝たきりの原因(第1位)となっている。

脳血管性認知症(痴呆)

(ノウケッカンセイニンチショウ(チホウ))

別名まだら認知症とも呼ばれ、脳梗塞や脳出血等が原因で発生する認知症のこと。アルツハイマー型認知症とは異なり、記憶障害が著しいわりに、人柄や日常的判断力、 理解力などは比較的保たれているなど、知能の侵され方にむらが見られるのが特徴。

脳梗塞

(ノウコウソク)

脳血管が閉塞されて、血流が障害され脳組織に壊死を生じる疾病のこと。脳の血管で血栓が形成されて生じるものを脳血栓と言い、他の部位で形成された血栓が血流に乗って脳血管に運ばれて閉塞を生じるものを脳栓塞と言う。

脳出血

(ノウシュッケツ)

脳内の血管が何らかの原因で破れ、脳(大脳、小脳および 脳幹(のうかん)に出血した状態のこと。意識障害、運動麻痺、 感覚障害などの症状が現れる。出欠部位によりクモ膜下出血、脳内出血に分けられている。

ノーマライゼーション

(ノーマライゼーション)

障害者や高齢者など社会的に不利を受けやすい弱者がスムーズに社会参加できるような環境の成立を目指す活動、運動のこと。また、そのような弱者とされる人々を、隔離したり施設へ収容したりするのではなく、社会の中で他の人々と同じように生活し、活動することが社会の本来あるべき姿(ノーマルな姿)であるという考え方のこと。

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